GMOコインの貸暗号資産とは、仮想通貨を貸し出して増やすサービスです。
GMOコインに口座を持っている人なら誰でも簡単にビットコイン、アルトコインを貸し出して貸借料が受け取れます。
ビットコインを長期保有している場合、ただ持っているだけでは、ビットコインの日本円に対する価格は上下しますが、ビットコインの枚数は増えません。
すぐに売るつもりのないビットコインを持っているのなら、GMOコインの貸暗号資産で貸し出して、ビットコインを増やすことができます。
この記事では、GMOコイン貸暗号資産のやり方・年利・リスク・できない場合などについて解説します。
GMOコイン貸暗号資産の年利
GMOコイン貸暗号資産で償還時に受け取れる金利は、以下の2つのコースによって異なります。
- 年率3%コース(3ヶ月)
- 年率1%コース(1ヶ月)
すべての仮想通貨において、貸出期間3か月の「年率3%コース」と貸出期間1か月の「年率1%コース」があります。
受付時間は、24時間365日随時受け付けていますが、ビットコインの場合、100 BTC / 月の最大貸出数量が決まっています。
月の貸出数量が100 BTCを超えると、新規の受付はできません。
現在、貸出できない場合は、空きが出て貸出できるようになるのを待ちましょう。
GMOコイン貸暗号資産で受け取れる貸借料
貸借料は貸し出した仮想通貨でもらえるため、そのときの仮想通貨のレートによって異なります。
こちらのページでシミュレーションができます。

たとえば、2021年5月16日現在、1 BTCを「年率3%コース(3ヶ月)」で貸し出した場合、償還時に受け取れる賃借料は、0.00739726 BTC(38,342円相当)です。
1か月に直すと、約12,780円になります。
1BTCを預けるだけで、1か月に1万円以上を貸借料として受け取れるのは大きいですね。
銀行の普通預金の金利が0.001%なので、なんと、3,000倍です!(ただし、後述するリスクはあります)
GMOコイン貸暗号資産ができない場合
貸暗号資産の貸出画面で「現在、受付しておりません」と表示される場合は、新規受付をしていません。

その場合は、空きが出て受付が再開されるのを待ちましょう。
GMOコインの貸暗号資産のページに「毎月15日(土日祝の場合は翌営業日)の6:00より翌月15日貸出開始の貸暗号資産の受付を開始します。」と記載されています。
2021年5月は15日が土曜日だったため、17日月曜日の6:00に受付が再開されないかと待ち構えていたのですが、残念ながら再開されませんでした。
空きが出るまで、必ず毎月募集があるとは限らないみたいです。
こまめに貸暗号資産ページをチェックして、受付が再開されていないか確認するしかないようです。
貸暗号資産の受付再開(2021年6月1日追記)
2021年6月1日、ビットコインの貸出が再開されていました。月初は狙い目かもしれませんね。
ビットコイン、リップル、ネム、ベーシックアテンショントークン、オーエムジー、クアンタム、エンジンコイン、ポルカドットが受付していました。(2021年6月1日18:30 現在)

GMOコイン貸暗号資産のやり方(貸出方法)
GMOコイン貸暗号資産の貸出方法を解説します。
GMOコインにログインし、「貸暗号資産」をクリックします。

貸し出したい仮想通貨を選んで、「貸出」をクリックします。

貸出数量を入力し、貸出期間を選択して「確認画面へ」をクリックします。「償還時に同じ条件で再貸出をする」にチェックを入れておけば、同じ条件で自動で再貸出をすことができます。

申し込み内容の確認がポップアップで表示されるので、「貸暗号資産サービス約款に同意する」にチェックを入れて、「貸出する」をクリックします。

申込が完了しました。15日に口座残高から仮想通貨が引き落とされます。

以上、GMOコイン貸暗号資産の貸出方法の説明でした。
GMOコイン貸暗号資産のリスク(メリット・デメリット)
GMOコイン貸暗号資産のリスクについても解説します。
貸暗号資産の一番のリスクは、GMOコインが破綻した場合に、暗号資産が戻らない可能性があることです。
以下、貸暗号資産のメリット・デメリットについて説明します。
GMOコイン貸暗号資産のメリット
- 仮想通貨を貸し出すことで最大年率3%の貸借料を受け取れる
- 貸出期間が1か月・3か月なので、長期間資金がロックされない
- 年率3%だと普通預金金利の3,000倍
- 東証一部上場GMOインターネット株式会社のグループ会社で安心
GMOコイン貸暗号資産のデメリット
- 仮想通貨の価格変動による損失のリスク
- 会社が破綻した場合、暗号資産が返却されないリスク
- 貸出期間中は資金がロックされる
- 中途解約の場合、償還時に受取予定の貸借料の10%の手数料がかかる
このように、貸暗号資産には、メリット・デメリットがあるので、リスクを理解したうえで貸出を行いましょう。
とはいえ、ビットコインを眠らせておくだけではもったいないので、貸出先を一か所に集中せず、リスクを分散してレンディングなどを行うとよいでしょう。
レンディングを開始したあとも、運営会社の業績もしっかりチェックしておくとよいでしょう。
ビットコイン取引所取引で国内No.1に(2021年4月)
— GMOコイン【公式】 (@gmo_coin) May 14, 2021
この度、GMOコインは2021年4月の取引所取引におけるビットコイン出来高(差金決済/先物取引を含む)が、国内No.1となりましたので、お知らせいたします。https://t.co/rX6jXdlvpV
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社なので安心感があります。
GMOコイン貸暗号資産の貸借料の確認方法
GMOコイン貸暗号資産の賃借料の確認方法を解説します。
左メニューの「入出金・暗号資産」をクリックします。銘柄を選択し、上部メニューの「取引履歴」をクリックします。

15日に暗号資産が償還され、貸借料を受け取っています。
再貸出を希望している場合、貸借料は償還時に都度返却し、元本のみ再貸出されます。
今回受け取った3か月分の賃借料は、0.03780821 BTC(約197704円)でした。(2021年9月16日現在)
1か月分になおすと、約65,901円です。金額的にもかなりいい金利だと思います。
まとめ
GMOコイン貸暗号資産ののやり方・年利・リスク・できない場合などについて解説しました。
GMOコイン貸暗号資産は、1か月または3か月の間、仮想通貨を貸し出すことで金利を受け取れるサービスです。
ビットコインを長期保有するなら、ただ持っておくだけでなく、レンディング(貸暗号資産)することでビットコインを増やすことができます。
私はビットコインの保有枚数も少なく、昨年までは貸し出しても得られる金銭的メリットが少なかったのですが、2021年にビットコインの価値が上昇したことから、少量でも貸暗号資産で得られる金利が増えました。
DeFiなど貸暗号資産よりももっとAPY(年間利回り)の高い運用方法もありますが、その分リスクも高くなるので、まずは比較的リスクの低い貸暗号資産からはじめてみるとよいでしょう。
おすすめの仮想通貨取引所・確定申告の損益計算ツール
おすすめの仮想通貨取引所・損益計算ツールを紹介します。
Bybit(バイビット)

「Bybit(バイビット)」は、使いやすく取引銘柄数も多い仮想通貨取引所です。
現物取引、デリバティブ取引、資産運用などができる総合的な仮想通貨のプラットフォームです。
新規上場トークンを購入できるローンチパッド、ステーキングで新トークンを獲得できるローンチプールなどがあります。
本格的に仮想通貨の取引や運用をしたい人は口座開設をしておいたほうがいいです。
GMOコイン

「GMOコイン」は、GMOインターネットグループの日本国内の仮想通貨取引所です。
日本円、仮想通貨(暗号資産)の入出金手数料が無料。
簡単に仮想通貨の取引ができる販売所の他に、取引手数料が安い取引所もあります。
つみたて暗号資産、貸暗号資産、IEOなどのサービスもあります。
日本の大手企業を親会社に持つ国内の仮想通貨取引所なので安心感はピカイチです。
仮想通貨の確定申告・損益計算ツールならクリプタクト

おすすめの仮想通貨の確定申告・損益計算ツールは「クリプタクト」です。
コメント