仮想通貨(暗号資産)投資を初めてする初心者にとって最初の壁になるのが取引所選びです。
ビットコインを買おうと思ったら、まず取引所に口座を開設する必要があります。
しかし、仮想通貨取引所は国内・海外に多数存在し、どれを選んでよいのか初心者にとってはわかりません。
取引所選びを間違えると無駄に高い手数料を払ったり、そもそも取引する人が少なすぎて売りたいときに売れなかったり損をしてしまいます。
そこでこの記事では、これから仮想通貨取引をはじめる初心者におすすめの国内・海外の仮想通貨・ビットコイン取引所をランキング形式で紹介します。
仮想通貨(暗号資産)取引所の国内・海外の違い
仮想通貨取引所は大きく分けて2種類あります。国内取引所と海外取引所です。
おすすめの取引所を紹介する前に、まず国内取引所と海外取引所の違いを説明します。
国内取引所 | 海外取引所 | |
---|---|---|
ビットコインを日本円で買えるか | ○ | × |
ビットコインの入出金 | ○ | ○ |
レバレッジ | 最大4倍 | 最大100倍 |
追証 | あり | なし |
取引高 | 少ない | 多い |
日本語対応 | ○ | ○ |
口座開設時の本人確認 | あり | なし |
まず、仮想通貨取引をはじめるには、日本の取引所に口座を開設し、日本円でビットコインを買う必要があります。
買ったビットコインをそのまま保有し続けてもいいのですが、多くの人は株やFXのように売ったり買ったりして利益を出したいと考えるでしょう。
そこで利用するのがビットコインFXに対応した取引所です。ビットコインFXは証拠金にレバレッジをかけたり、価格が下がると思ったら売り注文から入ることもできる取引方法です。
ビットコインFXをする際に、国内取引所と海外取引所ではルールが異なります。
最大レバレッジが違う
上の表に書いたように、最大レバレッジ(証拠金の何倍まで取引できるか)に大きな違いがあります。
国内取引所は証拠金の最大4倍までビットコインの取引ができるのに対し、海外取引所はなんと最大100倍まで取引が可能です。
たとえば、100万円分のポジションを持ちたいときに、国内取引所では最低25万円の証拠金が必要なのに対し、海外取引所では最低1万円の証拠金で取引できます。
追証の有無が違う
また、追証の有無も国内と海外で違います。追証とは「追加証拠金」のことです。
国内取引所では、証拠金維持率が一定の基準を下回ったとき、追加で証拠金を入れなければなりません。さらに相場が急変した場合には、証拠金の額を上回る損失が発生することがあります。
これに対して、海外取引所では追証がなく、ゼロカットシステムを採用しているため、証拠金以上の損失が出ることはありません。
つまり、国内取引所では借金を背負うリスクがあるのに対し、海外取引所では借金リスクがなく、損失が証拠金の額に限定されます。
取引高が違う
国内取引所に比べ、海外取引所のほうが取引高が大きいです。(国内・海外の主要取引所を比較した場合)
取引所ではユーザー同士が仮想通貨の取引を行うので、取引高が多いほうが売買が成立しやすくなります。
取引金額が小さい初心者のうちはあまり関係ありませんが、取引金額が大きくなると国内取引所では取引高が少なくて、なかなか注文がさばけないこともあるようです。
一回の取引金額が大きくなってきたら、海外取引所を使うことを検討しましょう。
海外取引所というと、英語が読めないと使えないと思われるかもしれませんが、完全に日本語対応しているので、取引や問い合わせもすべて日本語でできます。
また、国内取引所は口座開設時に本人確認があり、口座開設に数日かかるのに対し、海外取引所はメールアドレスだけですぐに登録・取引開始できるといった特徴もあります。
仮想通貨(暗号資産)取引所は国内・海外どっちがおすすめ?
国内取引所と海外取引所はどんな目的をもって仮想通貨を取引するかによって、どちらがおすすめかが変わります。
それぞれどんな人におすすめかを箇条書きで説明します。
国内取引所がおすすめな人は以下のとおりです。
- 仮想通貨(ビットコイン)を初めて買う
- 仮想通貨を買って保有しておきたい(現物保有)
- とにかく安全に資産を保管したい
海外取引所がおすすめな人は以下のとおりです。
- 本格的にビットコインFXトレードをしたい
- レバレッジを4倍以上かけたい
- 追証なしのゼロカットがいい
- 1回の取引高が大きい
初めて仮想通貨(ビットコイン)を買う場合、必ず国内取引所で日本円で仮想通貨を購入しなければなりません。
なので、日本の取引所の口座を最低1つは開設する必要があります。
ビットコインをただ保有しておくだけの人は、そのまま国内取引所に保管しておけばOKです。
仮想通貨トレードをして利益を出したい人は、国内取引所で買ったビットコインを海外取引所へ送金し、海外取引所でトレードすることをおすすめします。
仮想通貨(暗号資産)取引所おすすめ3選
仮想通貨(暗号資産)取引所おすすめ3選を紹介します。
私が実際に使っているだけでなく、Twitterで多くの有名トレーダーの口コミなどを参考に、現時点でおすすめの取引所を選びました。
それでは紹介していきます。
1位:Bybit(バイビット)
Bybit(バイビット)は、2018年に設立されたシンガポールに本社を置く仮想通貨デリバティブ取引所です。
Bybitの特徴は以下のとおりです。
- 最大100倍のレバレッジ
- 注文がサクサク通る
- 追証なし
- ボーナスがもらえるキャンペーンが豊富
- 使いやすいスマホアプリ
海外の取引所なので最大100倍までレバレッジをかけて取引できます。
最大の特徴は注文が通りやすいことです。「え、注文が通るって当たり前やん」と思われるかもしれませんが、価格が大幅に動いたとき、サーバーがダウンして一時的に注文を受け付けなくなる取引所があります。
たとえば、2020年3月12日の大暴落時に他の取引所で注文が通らなくなる中、Bybitでは注文がサクサク通っていました。
また、初回入金や取引体験でもらえるボーナスがあったり、キャンペーンが頻繁に開催されています。キャンペーンでもらったボーナスでリスクなく取引体験ができるのは初心者にとって魅力的です。
使いやすいスマホアプリもあり、スマホだけで取引もできます。
Bybitは多くのインフルエンサーにも支持されており、これから仮想通貨取引を始めるなら必ず登録しておきたい取引所です。
Bybitの登録方法は以下の記事をご覧ください。
2位:BitMEX(ビットメックス)
BitMEX(ビットメックス)は、2014年に設立されたビットコインの取引高が世界最大級の仮想通貨デリバティブ取引所です。
BitMEXの特徴は以下のとおりです。
- 最大100倍のレバレッジ
- 追証なし
- 世界最大級の流動性(ビットコイン)
- 8種類の通貨でレバレッジ取引が可能
- 6か月間手数料10%割引
2018年から2019年にかけて国内取引所bitFlyerと人気を二分した海外取引所です。
なんといってもビットコインの取引高が世界最大級で流動性が高いため、BTCの枚数を多く持つトレーダーにとくに人気があります。
最大100倍のレバレッジ、追証なしはBybitと共通です。
また、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イオストークン、カルダノ、トロンの8種類の通貨でレバレッジ取引ができます。
後発のBybitは明らかにBitMEXを意識したシステムになっており、この点でもBitMEXがいかに優れたプラットフォームであるかがわかります。
BitMEXをもとに改良したBybitが人気になりつつありますが、取引高ではまだまだBitMEXのほうが多いです。
仮想通貨トレードをするならBybitとBitMEX両方の口座を持っておき、どちらかのサーバーがダウンしたときに、もう一方で取引できるようにリスクヘッジしておくことをおすすめします。
以下のリンクから登録すると6か月間手数料10%割引になります。
3位:GMOコイン
GMOコインは、2016年10月に設立、2017年5月31日にサービス開始された国内の仮想通貨取引所です。
GMOコインの特徴は以下のとおりです。
- ほとんどの手数料が無料
- 最大レバレッジ4倍
- 見やすい暗号資産FX専用アプリがある(ビットレ君)
- 日本円の入出金が可能
- 仮想通貨を日本円で取引できる
GMOコインが他の国内取引所と違ういちばんのメリットは、各種手数料が無料ということです。
日本円の入金手数料・出金手数料、暗号資産(仮想通貨)の送付手数料がすべて無料になっています。
国内取引所なので最大レバレッジは4倍です。
また暗号資産FX専用アプリの「ビットレ君」が非常に見やすく人気です。2018年〜2019年ごろはこのアプリで値動きを見ながらBitMEXで取引している仮想通貨トレーダーがたくさんいました。
国内取引所なので日本円の入出金が可能で、日本円で仮想通貨を購入できます。
海外取引所でトレードする場合も、日本の取引所でビットコインを購入して海外取引所へ送らないといけないので、各種手数料が無料のGMOコインは重宝されます。
その意味でも仮想通貨取引をこれから始める初心者が最初に口座開設するべき取引所がGMOコインです。
番外編:bitFlyer(ビットフライヤー)
おまけでもう1つだけ、口座開設しておいたほうがいい国内取引所を紹介します。
ビットコイン取引量が国内No.1のbitFlyer(ビットフライヤー)です。
bitFlyerは、2014年4月に創業した国内の仮想通貨取引所です。米国と欧州にも進出し、2020年3月に日米欧3地域合計の顧客数が250万人を突破したと発表されました。
bitFlyerの特徴は以下のとおりです。
- ビットコイン取引量国内No.1
- 最大レバレッジ4倍
- ビットコインFXの取引手数料無料
- 取引ツール「bitFlyer Lightning」が使いやすい
- スマホアプリも使いやすい
2019年ごろまでは、仮想通貨トレーダーにとってBitMEXと人気を二部する国内の仮想通貨取引所でした。
しかし、2019年5月に最大レバレッジが15倍から4倍に引き下げられたことにより、海外取引所に移るトレーダーも目立ちました。
それでもビットコイン取引量国内No.1を維持しており、取引ツール「bitFlyer Lightning」やスマホアプリも使いやすく人気です。
ただし、SFD(Swap For Difference)制度(FXと現物の価格が5%以上乖離している場合に乖離を拡大する方向に取引すると徴収される罰金のようなもの)など、独自のルールが初心者にはわかりにくいかもしれません。
また、価格の急変動のような重要な局面でサーバーが重くなるなどデメリットもあります。
国内ではいちばん多くの人に利用されており、有名な大企業から出資を受けていて信頼できる取引所なので、登録しておいて損はありません。
まとめ
おすすめの仮想通貨(暗号資産)取引所3選+αをランキング形式で紹介しました。
入出金手数料が無料のGMOコインでビットコインを買い、レバレッジがかけられて追証なしの海外取引所へ送ってトレードするのがおすすめです。
海外の取引所はちょっと不安だという人は、取引量国内No.1のbitFlyerで取引するといいでしょう。
仮想通貨取引所の口座開設は国内・海外とも無料なので、とりあえず口座を開設して、少しずつ取引に慣れていくのがおすすめです。
迷ったら当ブログおすすめNo.1のBybitを試してみてください。
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