楽天証券のつみたてNISAの始め方を解説します。
また、楽天証券で買付ランキング1位・2位で人気の「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」のどちらがいいのか比較してみました。(2020年5月現在)
それから、いまつみたてNISAを始めると、いつから積立を開始できるのかも調べました。
楽天証券の「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」と「楽天VTI」はどっちがいいか比較
楽天証券でつみたてNISAのファンド一覧を表示すると、156件ものファンドが表示されます。(2020年4月2日現在)
ファンド一覧は買付ランキング順に並んでおり、その中で1位・2位を争うのが、「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」です。(2020年5月現在)
この2つはどちらも米国株式に投資をしているので運用成績も似たようなものになっています。
どこが違うのか比較してみます。
eMAXISSlim米国株式(S&P500) | 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) | |
---|---|---|
買付ランキング | 1位 | 2位 |
委託会社 | 三菱UFJ国際 | 楽天 |
基準価額 | 9,474円 | 9,800円 |
純資産(億円) | 678.33 | 750.77 |
管理費用(税込) | 0.0968% | 0.162% |
騰落率(6ヵ月) | -19.19 | -21.95 |
騰落率(1年) | -7.97 | -10.28 |
騰落率(3年) | — | — |
設定日 | 2018年7月3日 | 2017年9月29日 |
買付ランキングはeMAXISSlim米国株式(S&P500)が1位で上位ですが、純資産は楽天VTIのほうが上です。(2021年5月現在、eMAXISSlim米国株式(S&P500)が純資産も上回りました)
これは設定日が楽天VTIのほうが約9か月はやいのも影響しているでしょう。
一番の違いは、管理費用です。eMAXISSlim米国株式(S&P500)が「0.0968%」なのに対し、楽天VTIは「0.162%」と、その差は「0.0652%」あります。
もともとは同じような管理費用だったのですが、昨年、eMAXISSlim米国株式(S&P500)が信託報酬率を値下げしたため、差がつきました。
この値下げ以前は、eMAXISSlim米国株式(S&P500)の信託報酬が0.165%だったので、楽天VTIの0.162%のほうが若干有利でした。
しかし、2019年11月12日からeMAXISSlim米国株式(S&P500)の信託報酬のが、0.165%→0.0968%へと引き下げられ、楽天VTIより手数料で有利になりました。
なので、いまから楽天証券でつみたてNISAをはじめるのであれば、手数料の安いeMAXISSlim米国株式(S&P500)がオススメです。
eMAXISSlimは「業界最低水準の運用コストをめざす」と謳っていて、昨年の値下げも2019年9月26日にSBIバンガードS&P500が国内最安値の信託報酬0.0938%で登場したことが原因でした。
このように、あとで安い信託報酬のファンドが出てきてもeMAXISSlimなら、追随して値下げしてくれる可能性があるのもオススメの理由です。
楽天証券つみたてNISAはじめ方(手順)
楽天証券つみたてNISAのはじめ方を説明します。
まずはつみたてNISA口座を開設しましょう。楽天証券の総合取引口座を持っていない人は、取引口座とつみたてNISA口座を同時に申し込みましょう。
つみたてNISAはじめる手順は以下のとおりです。
楽天証券にログインし、「NISA・つみたてNISA」タブをクリックします。
ポップアップが表示されるので、「ファンド一覧から選ぶ」をクリックします。
注文するファンドにチェックを入れ、「一括積立注文へ」をクリックします。
約款を閲覧し、同意します。「閲覧する」をクリックし、内容を確認して「同意する」をクリックします。
積立注文の内容を入力していきます。
引落口座と引落日を選択します。
引落方法は「楽天カードクレジット決済」がオススメです。カード決済額100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。また、ポイントを積立に利用することも可能です。
楽天カードクレジット決済の特徴は以下です。
- 月額上限50,000円まで
- カード決済額100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが付与
- 12日までに申込みを行った積立設定分を翌月1日に買付け
- 27日に楽天カードの引落先の銀行口座から引落
積立タイミングは「毎月」、積立指定日は「毎月1日」に自動で設定されます。
初回買付日は12日までに申込みで翌月1日になります。
続いて、金額・分配金コースの設定を行います。
積立金額を入力します。
オプションで増額設定とポイント利用設定をして、「目論見書の確認へ」をクリックします。
目論見書一覧からファンドの「目論見書等を閲覧する」をクリックします。
目論見書がポップアップで表示されるので確認し、「確認」をクリックします。
約款を確認し、「注文内容確認へ」をクリックします。
注文内容を確認し、4桁の取引暗証番号を入力して「注文する」をクリックします。
以上で楽天証券でのつみたてNISAの設定が完了しました。
楽天証券のつみたてNISAは設定したらいつから開始?
つみたてNISAをはじめようと決めたら、すぐにでも積立をはじめたいですよね。
しかし、つみたてNISAを設定したその日から買付をはじめられるわけではありません。
いつまでに設定したらいつから開始できるのかを説明します。
設定締切日は毎月12日です。
12日までに設定を完了すると、翌月1日に初回買付を行います。(クレジットカード決済の場合)
よって、できるだけ早く積立をはじめたい場合は、12日までに設定を完了しましょう。
12日を過ぎてしまった場合は、翌々月の1日が初回購入日になります。
楽天証券つみたてNISA設定後の流れ
楽天証券つみたてNISA設定後の流れは以下のとおりです。
4月13日に楽天ポイントから楽天証券の投信積立でのポイント利用分が引かれました。
4月14日、「【投信積立】楽天カードクレジット決済/ご注文内容のお知らせ」という件名のメールが届きました。
まとめ
楽天証券つみたてNISAの始め方やeMAXISSlim米国株式(S&P500)と 楽天VTIのどちらがいいのかを解説しました。
以前は楽天VTIが人気があり、純資産もいまのところ楽天VTIのほうが多いですが、昨年、eMAXISSlim米国株式(S&P500)が信託報酬率を値下げしたため、いまはeMAXISSlimのほうが手数料が安く、買付ランキングも上位です。(2021年5月現在、eMAXISSlim米国株式(S&P500)が純資産も上回りました)
いまからはじめるのであれば、eMAXISSlim米国株式(S&P500)がオススメです。
さらに、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」にも投資することで、全世界に分散して投資をできるので、私はこの2本でつみたてNISAを設定しました。
楽天証券なら楽天カード決済でつみたてNISAの購入ができ、100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントも貯まるので、他の証券会社よりも断然お得です。
まだ楽天証券の口座を持っていない人は、ぜひこの機会に口座開設しておきましょう!
楽天カードをまだお持ちでない方はこちらからどうぞ。
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