ジブリ映画の英語版(北米版)ブルーレイは、英語勉強にオススメです。
英語音声と英語字幕ついているので、英語リスニングの教材として使えます。
また、子供を英語に慣れさせたいけど、何から始めていいかわからないという方も、ジブリ作品を英語で見せることで、楽しみながら英語に触れさせることができます。
ジブリ作品を英語で見ることで、大人は英語リスニングの勉強になり、子供は楽しみながら英語に触れられ一石二鳥です。
英語音声が入っているDVDやブルーレイはいろいろありますが、その中でも「北米版ブルーレイ」がオススメです。
この記事では、ジブリ映画の北米版ブルーレイが英語勉強にオススメな理由を紹介します。
ジブリ作品を見ながら、親子で英語を身につけましょう。
ジブリ映画が子供の英語勉強にオススメな理由
ジブリ映画が子供の英語勉強にオススメな理由を説明します。
英語音声・英語字幕が収録されている
ジブリ映画のDVDやブルーレイには、英語音声・英語字幕が収録されている作品が多くあります。
『天空の城ラピュタ』や『となりのトトロ』などのDVD・ブルーレイを持っている人はパッケージの裏を見てみてください。
英語音声や英語字幕が収録されていることが記載されています。
音声や字幕を英語に切り替えることで、英語教材として使うことができます。
子供が自然に英語に触れられる
小さい子供はテレビでアニメを見はじめたら止まりません。気に入ったら何回でもリピートします。
うちの子なんて『となりのトトロ』を20回以上は見ています。
そこで、どうせなら英語音声で見せて、英語の勉強にしちゃおうという作戦です。
「英語だと何を言っているかわからなくて退屈するんじゃないかな」っと思ったのですが、英語音声に切り替えてみると、そのまま気にせず見てて、面白いシーンでは笑ったり、ときどき英語のセリフを真似したりしていました。
ジブリ映画を英語で見せることで、自然に英語に触れることができます。
簡単な英語が使われている
ジブリ映画は子供が見ることを想定しているので、あまり難しい言葉が使われておらず、使われている英単語もシンプルです。
内容も子供に見せても大丈夫なものになっているので、親が事前に確認する必要がなく、安心して見せることができます。
ジブリ映画の中でもとくに英語勉強にオススメなのは、普段使うような会話が多い作品です。
子供には『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』あたり、大人には、『耳をすませば』あたりがいいでしょう。
情報量が多いので繰り返し見ても飽きない
ジブリ映画は何回見ても飽きない理由について、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは以下のように説明しています。
「ジブリの映画は情報量が多いから、いちど見ただけじゃ理解できないので、なんども映画館に来てくれるし、何回、再放送しても視聴率が下がらないんですよ」
『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書) 川上 量生 (著) 』より
たしかに、ジブリ映画は絵がきれいで、細かいところまで描かれているので、繰り返し見ても、前には気づかなかった新しい発見があるので何度でも楽しめます。
英語は繰り返し見たり聞いたり話したりして上達するので、何度も繰り返して見れるジブリ映画は英語教材にピッタリです。
大人のリスニング練習にも使える
ジブリ映画は大人が英語リスニングの勉強をするのにもオススメです。
英語学習を始めたばかりの人が、洋画でリスニングをしようとしたら、速すぎてほとんど聞き取れず挫折するでしょう。
でも、ジブリ映画なら子供のころから何度も見てストーリーが頭に入っているので、多少英語が聞き取れなくても、「だいたいこういうことを言っているんだな」とわかります。
繰り返し見ることで、そのシーンの英語のセリフが頭に浮かぶようになります。
親子で一緒の作品を楽しめる
親子で一緒に同じテレビ番組を楽しむのは、なかなか難しいです。
子供の番組は親にとっては退屈に感じるし、親が見たい番組に子供は興味がありません。
しかし、ジブリ映画を英語で見ると、子供は純粋にアニメを楽しんで、親は英語リスニングの勉強ができて、一緒に楽しむことができます。
親子で一緒に楽しい時間を過ごせるのはいいですね。
親子でひとつの作品を楽しめるのも、ジブリ映画で英語を学ぶメリットです。
ジブリ北米版ブルーレイのメリット
ジブリ北米版ブルーレイのメリットを紹介します。
英語音声と字幕が一致している
北米版は英語音声と字幕が一致しているので、セリフが聞き取れなくても字幕で答え合わせができます。
「英語音声と字幕が一致してるって当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、日本語版では、英語音声が入っていても、字幕と内容が違っている場合があるので注意が必要です。
日本語版のパッケージを見ても、英語音声・英語字幕があるということしかわからず、音声と字幕が完全に一致しているかどうかまではわかりません。
英語リスニングが目的でジブリのDVD・ブルーレイを買う場合は、Amazonなどのカスタマーレビューなどを読んで、英語音声・字幕が完全に一致しているかどうかを確かめてから買う必要があります。
北米版は英語音声と字幕の内容が完全に同じなので、英語リスニングの練習に最適です。
日本のプレイヤーで再生できる
北米版ブルーレイは日本のプレイヤーで再生できます。
DVDやブルーレイには、再生できる地域を制限するリージョンコードが指定されています。「リージョンコード」について、以下はウィキペディアから引用です。
リージョンコード (region codes) は、DVD・Blu-ray Discやゲームソフトなどが販売および利用される地域(リージョン)の情報を記載した情報(コード)である。
リージョンコードを採用している規格では、商用パッケージソフトのリージョンと利用する機器のリージョンが一致しないと再生できないようアクセス制御される場合が多い。
「ウィキペディア」より
基本的には、DVD・ブルーレイとプレイヤーのリージョンが同じでないと再生できません。
ブルーレイのリージョンコードは、日本とアメリカが同じ「リージョンA」なので、北米版ブルーレイは日本のプレイヤーで再生できます。
DVDのリージョンコードは、日本が「2」、アメリカが「1」と違っているので、北米版DVDは日本のプレイヤーで再生できません。
また、DVDの場合は、リージョンだけでなく、映像方式も注意する必要があります。
たとえば、ヨーロッパと日本は、同じリージョン「2」ですが、映像方式が日本は「NTSC」、ヨーロッパは「PAL」なので、そのままでは再生できません。(ただし、パソコンではどの映像方式でも再生可能)
以上のように、海外版のDVDを再生するには特別な環境が必要なので、日本のプレイヤーで再生できる北米版ブルーレイがオススメです。
日本版より安く買える
北米版ブルーレイは、日本版より安く購入できます。
たとえば、Amazon.co.jpで『耳をすませば』のブルーレイの価格を比較してみましょう。
日本版ブルーレイの価格は、5,995円です。(2019/11/09 現在)
北米版ブルーレイの価格は、2,842円です。(2019/11/09 現在)
なんと、北米版のほうが日本版より3,000円も安く買えます。
しかも、北米版はブルーレイとDVDがセットでこの価格です。
DVDはリージョンコードが異なるので、そのままでは再生できませんが、パソコンなどでは再生できるので、おまけとして嬉しいですね。
ジブリ北米版ブルーレイのデメリット
ジブリの北米版ブルーレイのデメリットも説明しておきます。
日本語で見るには音声切替が必要
北米版ブルーレイなので、デフォルトでは英語音声です。
ブルーレイを再生すると、最初に言語選択のメニュー画面が表示され、ここで「日本語」を選択することで、日本語で再生できます。
子供が小さい場合、文字が読めないので、親が操作してあげなければなりません。
このように、日本語で見る場合には、リモコンで日本語音声に切り替える必要があります。
日本語字幕がついてない
北米版ブルーレイには、日本語音声はついてしますが、日本語字幕はついていません。
日本版ブルーレイには、日本語字幕がついています。ただし、英語音声と英語字幕は一致しません。
まとめると、以下の表のとおりです。
北米版 | 日本版 | |
日本語音声 | ○ | ○ |
日本語字幕 | × | ○ |
英語音声 | ○ | ○ |
英語字幕 | ○(英語音声と同じ) | ○(英語音声と違う) |
英語音声と英語字幕の一致を優先するなら北米版。日本語字幕がほしいなら日本版がいいでしょう。
ケースや箱に傷があることがある
輸入盤は、箱に傷がついていることがあります。
個人的な経験ですが、アメリカのAmazon.comで買ったブルーレイの箱が凹んで届きました。でも海外に返品するのは面倒なのでそのままです。
海外では日本ほど梱包がしっかりしていないことが多いので輸送中に箱に傷がつくこともあります。
絶対にきれいな状態でほしいという人は、日本版を買うほうがいいかもしれません。
ジブリ北米版ブルーレイをオススメする人・しない人
ジブリ北米版ブルーレイはどんな人に向いているかをまとめます。
ジブリ北米版ブルーレイがオススメな人
- 子供に英語を触れさせたい
- 英語リスニングがしたい
- 英語音声と英語字幕は同じがいい
- 安くジブリ作品のブルーレイを買いたい
ジブリ北米版ブルーレイがオススメでない人
- 日本語に切り替えるのが面倒
- 日本語の字幕がほしい
- ケースや箱は絶対にきれいな状態がいい
たしかに、日本語で見るときに音声切り替えが必要ですが、再生するときに一度切り替えるだけなので、それほど気にする必要はないかと思います。
それよりも、「英語音声・英語字幕が一致している」「日本版より安く買える」というメリットが大きいので、ジブリのブルーレイを買うなら北米版がオススメです。
ジブリ北米版ブルーレイの購入方法
ジブリ北米版ブルーレイをどこで買えるのかを説明します。
日本のAmazon.co.jpで買う
北米版ブルーレイは、日本のAmazon.co.jpで買うことができます。
Amazonの検索窓に「ジブリ 北米版 blu-ray」と入れて検索してみましょう。
→ Amazonで「ジブリ 北米版 blu-ray」を検索する
検索結果は下のほうにいくと、北米版ブルーレイ以外のものも表示されるので、商品詳細を見て判断しましょう。
アメリカのAmazon.comで買う
アメリカのAmazon.comから直接購入することも可能です。
住所を英語で登録する必要がありますが、一度登録してしまえば、次回からは日本のAmazonと同じように簡単に買うことができます。
価格も日本円で表示され、日本のクレジットカードで支払うことができます。
Amazon.comでは、ジブリ作品のブルーレイの多くが$12.99(約1,441円)で販売されています。(記事執筆時)現在は$16.99が多いです。(2019/11/09 現在)
これに送料$4.98(約553円)と税金(約101円)がかかるので、合計2,095円くらいです。
日本のAmazonでは、日本版ブルーレイが6,000円なので、アメリカのほうがブルーレイの価格が安いことがわかります。
ただし、届くまで1週間〜2週間くらいかかることと、送料を入れると日本のAmazonで輸入盤を買うほうが安い場合もあるので注意しましょう。
英語の練習がてら、海外のAmazonから買ってみるのも楽しいですよ。
ヤフオク!やメルカリで買う
ヤフオク!やメルカリでも出品されていることがあります。
調べた時点では、新品は安いものはありませんでしたが、ヤフオク!やメルカリには中古品もあるので、中古品でもいいという人は検索してみてください。
eBayで買う
eBayはアメリカのオークションサイトです。ヤフオク!のアメリカ版と考えるとわかりやすでしょう。
Amazon.comと比べるととっつきにくいですが、それほど難しくはありません。解説サイトなどを見ながら登録すれば、日本からもeBayで買い物できます。
新品・中古品どちらも売っていて、オークション形式もあるので、安く買えるかもしれません。
ジブリ作品をまとめて買いたい人は『宮崎駿監督作品集』がオススメ!
ジブリ映画のブルーレイをまとめて買いたい場合は、『宮崎駿監督作品集』も出ています。
日本版『宮崎駿監督作品集』
北米版『The Collected Works of Hayao Miyazaki』
収録作品は以下の11作品です。
『ルパン三世 カリオストロの城』 | 1979年製作 |
『風の谷のナウシカ』 | 1984年製作 |
『天空の城ラピュタ』 | 1986年製作 |
『となりのトトロ』 | 1988年製作 |
『魔女の宅急便』 | 1989年製作 |
『紅の豚』 | 1992年製作 |
『もののけ姫』 | 1997年製作 |
『千と千尋の神隠し』 | 2001年製作 |
『ハウルの動く城』 | 2004年製作 |
『崖の上のポニョ』 | 2008年製作 |
『風立ちぬ』 | 2013年製作 |
日本語版と北米版の違い
日本版と北米版の違いは、日本版は特典ディスクが2枚、北米版は特典ディスクが1枚です。(内容は1枚にまとめられていて同じ)
日本版はデジパック仕様(厚紙の台紙にプラスティック製のトレー)で、作品ごとに独立したパッケージに入っていますが、北米版は1冊のディスクブックの中に12枚のブルーレイが入るようになっています。
北米版は、音声は英語、フランス語、日本語が収録されており、字幕は英語、フランス語が入っています。
日本版は、作品によって入っている音声と字幕の言語が異なります。日本版の『ルパン三世 カリオストロの城』は日本語音声・日本語字幕しか入っていませんが、その他の作品は英語音声・英語字幕が収録されています。(英語音声・英語字幕が完全に一致するかはわかりません)
スタジオジブリの有名な作品のほとんどが収録されているので、ジブリ好きならこれを買っておけば間違いないでしょう。
子供が好きそうな『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』などがいっきにそろいます。
ひとつ残念なのは、ジブリの名作『耳をすませば』が入っていないことです。宮崎駿監督作品というくくりなので、宮崎駿が監督でない本作は入っていないのです。(『耳をすませば』は近藤喜文監督作品)
『耳をすませば』は日常で使われる会話が多く、英語リスニングにもとくにオススメなので、単体で購入するといいでしょう。
ジブリ映画の英語版タイトルは?
スタジオジブリ映画の英語版タイトルをまとめました。アメリカのAmazon.comで買うときは、以下の英語タイトルで検索してみてください。
日本語タイトル | 英語タイトル | 『宮崎駿監督作品集』に収録 |
---|---|---|
ルパン三世 カリオストロの城 | Lupin the Third: The Castle of Cagliostro | ○ |
風の谷のナウシカ | Nausicaä of the Valley of the Wind | ○ |
天空の城ラピュタ | Castle in the Sky | ○ |
となりのトトロ | My Neighbor Totoro | ○ |
火垂るの墓 | Grave of the Fireflies | |
魔女の宅急便 | Kiki’s Delivery Service | ○ |
おもひでぽろぽろ | Only Yesterday | |
紅の豚 | Porco Rosso | ○ |
平成狸合戦ぽんぽこ | Pom Poko | |
耳をすませば | Whisper of the Heart | |
もののけ姫 | Princess Mononoke | ○ |
ホーホケキョ となりの山田くん | My Neighbors the Yamadas | |
千と千尋の神隠し | Spirited Away | ○ |
猫の恩返し | The Cat Returns | |
ハウルの動く城 | Howl’s Moving Castle | ○ |
ゲド戦記 | Tales from Earthsea | |
崖の上のポニョ | Ponyo | ○ |
借りぐらしのアリエッティ | Arrietty | |
コクリコ坂から | From Up on Poppy Hill | |
風立ちぬ | The Wind Rises | ○ |
かぐや姫の物語 | The Tale of the Princess Kaguya | |
思い出のマーニー | When Marnie Was There | |
レッドタートル ある島の物語 | The Red Turtle |
各タイトルの公開日や全作品への商品リンクは以下の記事にまとめました。
まとめ
ジブリ北米版ブルーレイが英語勉強にオススメということを紹介しました。
オススメの理由をまとめると以下のとおりです。
- 英語音声・英語字幕が一致している
- 価格が日本版より安い
- 日本のAmazonで購入できる
- 日本のプレイヤーで再生できる
- 子供が英語に触れれる
日本版でジブリのブルーレイを買おうと思うと、1本6,000円くらいしますが、北米版だと1本3,000円前後で買えるので、コスパがいいです。
しかも、英語音声と英語字幕が完全に一致しているので、リスニングの勉強にも向いています。
親子で楽しめて、英語の勉強もでき、日本版より安く買える北米版ブルーレイはコスパ最強です。
ジブリ北米版ブルーレイで親子で一緒に英語を楽しみましょう。
英語教材で一番オススメの本を聞かれたら、間違いなく『DUO 3.0』をオススメします。これ1冊を繰り返しやれば、必ず英語が読めるようになります。
あわせてCDを繰り返し聞けば、英語のリスニング力も上がって、英語が聞き取れるようになります。
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