【読書メモ】『死ぬこと以外かすり傷』(箕輪厚介)【書評・感想・レビュー|2018年3冊目】

【読書メモ】『死ぬこと以外かすり傷』【2018年3冊目】

Twitterなどで話題の箕輪厚介さんの著書『死ぬこと以外かすり傷』を読んだので、読書メモとしてまとめます。

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『死ぬこと以外かすり傷』を読んだ理由

Twitterをしていると、知らない人はいないんじゃないか、というくらい何かと話題の幻冬社編集者の箕輪厚介さん。

その初の著書ということで、これは「読むしかない!」と手に取りました。

箕輪厚介さんは、NewsPicks Book編集長として、わずか1年で数々のベストセラーを出してきました。

月に1冊本を出すという、これまでの出版業界の常識を破る速さの仕事をどのようにやっているのか、また、編集という仕事についても知ってブログに役立てたい、と思い本書を読みました。

ちなみに、NewsPicks Bookでは、以下の本もこれまでに読みました。

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『お金2.0』は、ビジネス書大賞2018の審査員特別賞にも選ばれています。新しい価値観を与えてくれる、昨年読んだ中でも1、2の良書だったので、また機会があれば紹介します。

とくに「NewsPicks Bookの本は読もう」と、決めているわけではないのですが、気づいたら結構読んでいました。

やはりTwitterなどで話題になっているので、「これは面白そう!」と手に取ることが多かったです。

どのような販売戦略で、これらの本を売ったのかも、『死ぬこと以外かすり傷』で書かれています。

『死ぬこと以外かすり傷』の要約

一言で言うと、「誰よりも動け」

本書では、新しい時代の働き方を箕輪さんの仕事術を通して書かれています。

第1章は「考え方」。予定調和を壊さないとおもしろいもの、新しいものは生まれない。トラブルに身を投じろ。民衆は「正しい情報」よりも「楽しい情報」を求めている。

第2章は「商売のやり方」。サラリーマンであっても、自分の手で稼ぎ精神的に会社から独立する。稼ぐのは、「金」「ブランド」「未来」だ。

第3章は「個人の立たせ方」。実現したい世界や価値観を表明し、体現する。自分の名前を売って、共感してくれる人を集め、巻き込んでいく人がこれからの時代を作っていく。

第4章は「仕事のやり方」。圧倒的に手を動かせ。誰よりも打席に立つ。「昨日までできなかったことをできるようにする」ということを日々積み重ね、変化し続ける人が勝つ。

第5章は「人間関係の作り方」。まずは自分が丸裸になる。相手が自分に憑依するくらい相手を分析する。

第6章は「生き方」。ロボットが人間の仕事を代替するようになると、人間は没入し熱狂することでしか価値は作れなくなる。努力は夢中に勝てない。熱狂せよ。

『死ぬこと以外かすり傷』から3か所選んで感想

『死ぬこと以外かすり傷』を読んで、印象に残った箇所を3箇所選んで、感想を述べます。

収入が20倍になったのは、実力が20倍になったからではない

しかし僕の実力が20倍になったわけではない。僕がしたことは、無謀にも市場出て行き、自分の腕一つで稼がなければならに状況に自分を追い込んだだけだ。しかし、その瞬間、それまで檻の中で安寧に暮らしていた僕の意識が変わったのだ。自分で餌を探すことを覚え、狩りの仕方を習得したのだ。どんな小さなことでもいい。自分の手で、頭で、足で、名前で稼いでみろ。自分の値札を意識しなければ、一生飼われた豚のままだ。飢えたオオカミになれ。(p.55)

ここが印象に残ったのは、「収入が20倍になったのは、実力が20倍になったからではない」というところです。

著者から呼び出しがしょっちゅうある編集者という仕事をやっていた箕輪さんは、1年前まで埼玉県に住んでいて通勤に2時間かかっていましたが、「これでは仕事にならない」と月収の2/3以上の都内のマンションを借ります。

そのとき貯金はほとんどなく、自分の手で毎月あと20万円稼がないといけなくなりました。

市場にさらされて初めて自分の値札を意識したといいます。

その後、Webメディアに記事を書いたり、編集者養成講座などで話をして稼ぎ、本業を頑張り、名前が知られくると、10人くらい集まるかもしれないと、オンラインサロンを月5,000円で開設しました。

オンラインサロンは、1年で1,300名のメンバーが集まり、月5万円で始めた商品プロデュースも問い合わせが来すぎて単価を上げ、今では1時間50万円になり、月収は20倍近くになったといいます。

面白いのは、これがたったの1年の間に起こった出来事だということです。

前回、書評に書いた以下の記事の「成功すると、次の成功の確率が上がる」という点をまさに体現しているので、照らし合わせて読むと、「なるほど、そういうことか!」とわかってさらに理解が深まります。

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最初の成功をつかむのに、「市場に出て行くこと」「自分の手で、頭で、足で、名前で稼ぐこと」「自分の値札を意識すること」が大切だとわかりました。

昨日までできなかったことをできるようにする

人の何十倍も努力しろ、と言うけれど、人間はみな平等に24時間しか持っていない。不眠不休で働いたとしても、時間で考えるとせいぜい人の2倍しか努力はできない。

では、どこで差がつくか。それは、「昨日までできなかったことをできるようにする」ということを日々積み重ねることだ。昨日と同じコピー取りを今日も繰り返していたところで成長はない。今はSNSでもオンラインサロンでもチャンスに触れる機会は5年前に比べ段違いに増えた。時間は有限だ。人はすぐ死ぬ。だから「今やれ」。

「昨日までできなかったこと」をやる。その実践を繰り返した先にプロフェッショナルがあるのだ。(p.103)

個人的に一番刺さったところです。

どれだけ努力の時間を増やしたとしても、2倍くらいが限界でしょう。

それだったら、「昨日までできなかったことをする」ことで少なくとも昨日の自分を超えられます。それを繰り返すことで、成長の速度は加速していきます。

皿洗いをいくら頑張ったって、実際に料理を作らなければ、一流の料理人にはなれません。

ブログで言えば、いくらブログ論を学んだところで、実際に記事を書かなければ、何も得られません。

そして、毎日少しずつ工夫していく。たとえば、

  • 文章に見出しをつけてみる
  • 漢字とひらがなの比率を意識してみる
  • タイトルにキーワードを入れてみる
  • キーワードの需要を調べてみる
  • カテゴリー分けを工夫してみる
  • アイキャッチ画像を作成してみる
  • アクセス解析をしてみる
  • ライティングの勉強をしてみる
  • SEOの勉強をしてみる

昨日までの自分を超えることで、最初と比べたら、知識も経験も段違いに差がつきます。

そして、成長することは、何より楽しい。

本書にも「努力は夢中に勝てない」(p.160)という言葉が出てくるが、楽しんで没入している人が、いちばん成長できて最強なのです。

「多動力」の本質とは/編集の本質とは

多動力の本質は、あれこれ手を出すことではない。まず何か一つで突き抜けるということだ。なにか一つのジャンルで日本のトップになるから、横展開が可能になるのだ。何かのトップだから他のトップから声がかかるのだ。(p.118)

ここは、2つの意味で、気になった場所です。

『多動力』が30万部を超えるベストセラーになったことで、多動力の意味を勘違いして捉える人が出てきたといいます。

一つのことを突き詰めもせず、あれもこれも手を出しても結局中途半端な器用貧乏になってしまうのです。

まずはなにか一つ、一点突破で突き抜けることが必要です。

ここで、もう一つ気になったのは、「なにか」という文字が3文連続で出てくるのですが、1つ目と3つ目は漢字で、2つ目はひらがなです。

同じように「人脈が全くなかった(p.131)」と「英語はまったくしゃべれない(p.27)」の「まったく」も漢字とひらがなの表記が両方あります。

なぜ、こんなことが気になったのかというと、ブログを書くようになって、漢字にするかひらがなにするか、結構迷うことがあるので、本を読むときに、この著者はどういう書き方をしているのかな、と自然に追うようになったからです。

でも、ここで言いたいことは、こんな小さなことはまったく気にする必要がなかったということです。

その答えが、本書にあったので引用します。

僕はもともと一冊入魂するタイプだった。ゲラを何十回と読み直し、句読点の位置から本の紙の厚さまでこだわりつくす。そうやって時間をかけて細部をつめていかないと人の心を動かす本などできないと思っていた。

しかし昨年4月にNewsPicks Bookを創刊した。このNewsPicks Bookは月額サービスなので毎月1冊の書き下ろしを出版しなければならない。必然的に1冊にかける時間がない。次から次に休むことなく作り続けなくてはいけない。(中略)

普段ならありえないスピードで走り抜けることで書き手との間にものすごい熱が生まれる。そして、その熱さによって本に魂が入るのだと思う。(p.105)

確かに、文章の間違いを訂正したり、表記を揃えたり、読みやすくしたりといったことも編集者の仕事です。

しかし、箕輪さんの場合は、「憑依レベルのブンセキ(相手が何を求めているのか、どんな本性なのか、相手自身が気づいていないところまで想像し、理解し言語化する)」をして著者の信頼を得たり、数字を取りに行くことが、編集者の仕事の本質だと捉えているのではないかと思います。

「何が本質かを見抜ける力」が重要だと思いました。

『死ぬこと以外かすり傷』を読んだ後の変化

本書を読んで、

  • とにかく手を動かす
  • スピードと量で勝負
  • 夢中になって熱狂する

をやっていこうと思いました。

まず、『死ぬこと以外かすり傷』を読んでから、ブログに書評を書くのに2日かかってしまったことが反省点です。

本を読んで書評を書くまでの時間をどんどんと短くして、1日で本を読んで、書評まで書けるようになるのが目標です。

そのためには、とにかく手を動かして、走りながら改善していきます。

こんな人にオススメ

  • 新しい時代の働き方を知りたい
  • 天才編集者の仕事術を知りたい
  • 何かをはじめたいが、一歩が踏み出せない

こんな人は、『死ぬこと以外かすり傷』を読んでみることをオススメします。

興味のあること、夢中になれることを「とにかくやってみよう」と背中を押してくれる本です。

まとめ

『死ぬこと以外かすり傷』(箕輪厚介)を紹介しました。

本を1か月に1冊出して、Twitterでも発言しまくり、講演で全国をまわり、1,300人が参加するオンラインサロンを運営していると聞くと、人間離れしていて、どうやっているのか想像もつきませんでした。

本書を読むと、著者がどのようにして、今の仕事のやり方にたどり着いたのか、リアルな詳細が書かれていて面白かったです。

とにかく「今すぐ動こう」と思わせてくれる本ですので、ぜひ読んでみてください。

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  • 読了:2018/08/28(2018年44冊目)
  • 一言で言うと:誰よりも動け。
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