【読書メモ】cisさんの『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』は投資家必読の良書【書評・感想・レビュー|2019年1冊目】

【読書メモ】『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』

cisさんの『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』を2019年1冊目に読みました。

昨年から投資を始めたこのタイミングでこの本を読めてよかったです。

資産230億円の個人投資家の投資に対する考え方をたったの1,620円で学べるのですから、現在投資をしている人は必ず読んだほうがいいですし、投資をしていない人も参考になる部分が多々あると思います。

この記事では、cisさんの『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の書評・感想・レビューをまとめます。

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個人投資家cis氏とは?

投資をやっている人でcis(しす)氏の名前を聞いたことない人は少ないと思いますが、簡単にcis氏のプロフィールを紹介します。

cis氏は個人投資家で、2000年、21歳のときに300万円で投資を始め、現在の資産は約230億円です。

Twitterのフォロワーが25万人以上で、投資を始める前からTwitterのタイムラインで見たことがあったので名前は知っていました。

また、2ちゃんねるや、金融関係のまとめサイト「市況かぶ全力2階建」での「一人のチカラで日経平均を動かせる男」のまとめ記事などでも知られています。

資産が230億円というのは異次元ですが、cis氏がどうやって資産を築きあげたのか、どのように考えて投資をしているのかが初めて詳細に書かれた本書は、投資家はもちろん、投資をやっていない人にも考え方の参考になると思います。

また、cisさんは今回の著書をボランティアとして書いており、印税も入らないそうです。だからこそ、何のしがらみもなく本音を書いているのだと思います。

cis氏の投資手法・哲学まとめ

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』を読んでわかったcis氏の投資手法や哲学をまとめます。

  • 上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる(基本は順張り)
  • 損切りした株がまた上がりだしたときに買えるか(二重に間違いを認める)
  • 「どうやって勉強したか?」⇒ただひたすら値動きを見た(マーケットのことはマーケットでしか学べない)
  • 基本的にニュースはツイッターだけにしている
  • 今使う可能性があるネット証券は、SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、SMBC日興証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、みずほ証券
  • 今は基本的に前場(午前中)しかやらない(重要なのはいちばん値が動く9時から9時20分くらいまで
  • 基本的に長期投資はやらない(明日の株価もわからないのに、半年後や10年後の株価を予想できるわけがない)
  • 人間の本能は、守備型か攻撃型のどちらかに偏りやすい
  • 反射神経・相手に関する研究・瞬時に変化する状況を読むといった能力はゲームで鍛えた
  • 結果よりプロセスとして適切な勝負ができているかのほうが大事
  • 2ちゃんねるのオフ会で勝ち方を教わった(勝っている人ほど、短期の値動き、かつチャートや指数組み入れなどの理由がある株を買っていた。「今ある優位性に張る」)
  • 億を稼いでいるような人は概して攻撃型。僕はどちらかといえば守備型。損切り損切りをしながら機会をうかがう
  • 投資家としては、早い人のほうが適性がある
  • 本で紹介された投資仲間⇒降臨(こうりん)、uoa、すくる〜じ、びびりおん、ますぷろ、三空(さんくう)
  • 仮想通貨取引で勝つには⇒上がっているときに買って、下がってきたら売る。下がっているときには買わない

「損切りした株がまた上がりだしたときに買えるか」という言葉が特に刺さりました。

投資では損切りが一番大切というのは、多くの本で語られていますが、損切りした後に、その損切りが失敗だったと認めてまた買えるか、ということまで書かれているのはcisさんの本が初めてでした。(まだ読んだ投資本が少ないからかもしれませんが)

普通は損切りした後に、同じものをまた買うのは失敗を認めるようで嫌なものですが、やはり、1回ごとに失敗を引きずらず気持ちをリセットすることが大切なのだと思いました。

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の感想

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』を読んで、得られたものは3つあります。

  1. 投資の基本を確認できた
  2. 著者の考え方・使っているモノを知れた
  3. 著者の失敗や成功のストーリーを知れた

上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる

まずは、どんな投資にも応用できる基本を本書を読んで確認できました。

「上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる」ので、基本は「順張り」をしなければいけないことや、「いちばん大切なのは迅速な損切り」というのは、他の投資本や投資家の話でも言われていることですが、普通でない成果を上げているcisさんも同じ考えで投資をしていることがわかって良かったです。

「押し目買い」(逆張り)や「ナンピン」(失敗を認めない)もやってはいけないこととして、1章の最初のほうに説明されていることから、基本だけど、大切なことなんだと思います。

ハッとしたのは、「買った株が下がり損切りしたとして、そのあと損切りをあざ笑うかのように上がりだしたとき、上昇株として買うことができるかどうか? ここも大きなポイントになる」というところです。

損切りでマイナスを出したあと、自分が売った値段より高い値段で再び買うというのは、二重で間違いを認めることで勇気がいります。

著者は「1回ごとの売買で勝ち負けを考えていないから抵抗がない」と言いますが、なかなかできることではありません。

このようにcisさんが大切にしている投資の基本を知れて参考になりました。

重要なのは勝率ではなく、トータルの損益

次に、cisさんの考え方や使っているツールを知れたこともよかったです。

cisさんの場合、利益となる取引は3割くらいだと言います。

「残りのほとんどがトントンかちょい負け。けれども、時々負け額に対して10倍や20倍の金額を勝つことがあるから、勝率は低くともトータルではプラスになる」とのことです。

下がったときにはすぐ損切りするといいことは正しいというのはわかりますが、「目先の利確は大きな勝ちをなくしてしまう」「上がっているうちは持っておくのが基本」というのは目から鱗でした。

ニュースはツイッターだけを見ている

普段cisさんが見ているのは、「値動きとツイッター」とのことです。

私も投資を始めてから、様々な投資家をTwitterでフォローしていて、Twitterってめちゃくちゃ有益なんじゃないかと思っていました。

本書でcisさんも「基本的にニュースはツイッターだけにしている。新聞や雑誌も読むけれど娯楽に過ぎない。それで事足りる」と書かれていて、やはりTwitterは投資の情報収集ツールとして役立つことが確信できてよかったです。

投資に必要なスキルはゲームで磨いた

この本では、投資家cisさんの生い立ち的なことも多くのページを割いて書かれており、その部分が個人的には予想以上に面白くて良かったです。

たとえば、小学生の頃には駄菓子屋のくじ引きの攻略法を編み出して、当たりを友達に売って商売をしたり、中3でパチンコを始めて、高校で打ち子の元締めになって200万円貯めて、大学でも続けて貯金2000万円貯めたこと。

投資の取引をスムーズに行うための基礎的な能力は「ストリートファイターII」「ウルティマオンライン」「エイジオブエンパイア」といったゲームで鍛えられたということ。

ポーカーや麻雀、ブラックジャックなどのギャンブルの考え方の話も面白かったです。

子を持つ親としては、眉をひそめそうな話もありますが、ゲームやギャンブルがその後の人生に役立つ可能性があるということを知って、ただイメージだけで禁止するのはよくないなと思いました。

子育て中のこのタイミングでこの話を知れてよかったです。

まとめ

cisさんの『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』を読んだ感想をまとめました。

300万円から始めて資産230億円まで増やした個人投資家cisさんの投資に関する考え方がたったの千円ちょっとで学べるので、この本に投資しない手はないと思います。

ただし、この本に書かれているのは考え方やマインドが中心で、具体的な株の買い方やチャートの見方といった細かなテクニックは書かれていませんので、自分で別に学ぶ必要があるでしょう。

この本では、著者がこれまでどのように失敗や成功をして投資を学んできたかということが語られていて投資や人生の参考になります。

圧倒的な結果を出しているcisさんの考えに触れることで、自分の凝り固まった常識をアップデートできるので、投資をしている人にもしていない人にもこの本はオススメです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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